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エラーは出ていないのに水漏れ。ドラム式洗濯機の下に隠れていた原因

越谷を拠点にドラム式洗濯機の分解清掃を行っている、しろまるジャパンの沼端です。

「洗濯機から水が漏れているんです。」

先日、そんなご相談をいただき、お客様のお宅へ伺いました。

水漏れといっても、給水ホースや排水ホース、洗濯機内部の部品など、考えられる原因はいくつもあります。

今回使われていたのは、日立のドラム式洗濯機「BD-SG100FL」。

まずはどこから水が漏れているのか、現場で確認していきます。

「排水口、どこにあるか分かりますか?」

今回の洗濯機は、壁と壁の間にすっぽりと収まるように設置されていました。

左右にはほとんどスペースがありません。

そして、肝心の排水口が見当たりません。

洗濯機の横から覗いても、正面から見ても確認できない状態です。

そこで洗濯機下部のカバーを外して中を確認してみると、ようやく排水口が見えてきました。

場所は、洗濯機の真下からやや右側。

つまり、洗濯機本体に完全に覆われていたんです。

これでは普段生活している中で、排水口の状態を確認することはほぼできません。

排水口の位置をお客様にも確認していただくと、

「こんなところ、私一人じゃどうにもできないわよね……」

とおっしゃっていました。

確かに、排水口が見える場所にあればご自身で確認できることもありますが、今回は洗濯機の真下。しかも下カバーを外して、ようやく位置が分かるような状態です。

洗濯パンに残っていた水漏れの痕跡

排水口の位置を確認すると同時に、もう一つ気になったことがありました。

洗濯機の下にある洗濯パンです。

パン全体に、茶色い汚れがかなり広がっていました。

もちろん、汚れの状態だけで水漏れの期間まで断定することはできません。

ただ、現場で確認した状態からすると、今回突然水が漏れたというよりも、しばらくの間、排水しきれなかった水が溢れる状態を繰り返していたのではないかと感じる痕跡が残っていました。

普段は洗濯機に隠れている場所です。

水が漏れていても、少量であればなかなか気づけなかったのかもしれません。

試運転すると、排水口から大量の水が…

実際に何が起きているのか確認するため、脱水の試運転を行いました。

排水が始まると——

排水口から大量の水が溢れ出してきました。

洗濯機から排出された水を、排水口側で処理しきれていません。

ここまでくると、排水口やその内部で水の流れが妨げられている可能性が高くなります。

しかも今回、洗濯機にはエラー表示が出ていませんでした。

洗濯機自体は通常通り動いている。

その先にある排水部分で問題が起きていたため、一般の方からすると原因が非常に分かりにくい水漏れだったと思います。

排水トラップを外すと、大量のほこりが

次に、排水口に取り付けられている排水トラップを外して、中を確認していきます。

下カバーを外せば排水口は確認できますが、場所は洗濯機の真下。

作業できるスペースは限られているため、狭い隙間から手を入れ、排水トラップを取り外していきました。

すると、中から出てきたのが——

大量のほこりの塊でした。

糸くずやゴミなどがまとまって大きな塊になり、排水トラップの中に詰まっていました。

これだけのものが水の通り道にあれば、排水された水がスムーズに流れなくなっても不思議ではありません。

今回の水漏れは、この詰まりが大きな原因になっていたと考えられます。

詰まりを取るだけでは終わらせませんでした

原因となっていたほこりを取り除けば、ひとまず排水は改善するかもしれません。

ただ、今回は洗濯パン全体に残った茶色い汚れもかなり目立っていました。

せっかく排水まわりをきれいにするのであれば、見えない部分に残った汚れもそのままにはしたくありません。

そこで今回は、洗濯機そのものを移動させることにしました。

洗濯機を移動すると、これまで本体の下に隠れていた洗濯パンと排水口がすべて見える状態になります。

排水口、排水トラップなどの部品を一つずつ洗浄。

さらに、茶色い汚れが広がっていた洗濯パンも全体的に清掃していきました。

普段は洗濯機が乗っているため、なかなか掃除することのできない場所です。

清掃後は排水トラップを元に戻し、再び水を流して排水状態を確認。

今度は水が溢れることなく、問題なく流れていきました。

まとめ

今回の水漏れで特に印象に残ったのは、詰まりそのものだけではありません。

排水口が、洗濯機によって完全に隠れていたことです。

今回のような設置状況では、普段の生活で排水口を見ることはほとんどありません。

「もしかして排水口が詰まっている?」

そう思ったとしても、ご自身で確認したり掃除したりするのはかなり難しいと思います。

今回の水漏れも、洗濯機の部品そのものが壊れていたわけではなく、排水トラップに溜まった大量のほこりが大きな原因になっていたと考えられます。

洗濯機から水が漏れると、「洗濯機が故障したのでは?」と思う方も多いはずです。

しかし今回のように、洗濯機そのものではなく、その下に隠れている排水口や排水トラップに原因があるケースもあります。

「洗濯機の下が濡れている」

「どこから水が漏れているのか分からない」

「そもそも排水口がどこにあるのか分からない」

そんな時は、無理に洗濯機を動かしたり分解したりせず、一度ご相談ください。

しろまるジャパンでは、越谷を拠点に埼玉・東京・千葉エリアでドラム式洗濯機の分解清掃やトラブルのご相談に対応しています。

毎日使う洗濯機だからこそ、見えない場所で起きている小さな異変も、一つずつ原因を確認しながら対応していきます。

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