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犬を飼うご家庭のドラム式洗濯機、乾燥が落ちる“本当の理由”をヒートポンプから取り出してみた

写真をご覧ください。

これ、ドラム式洗濯機の奥にある「ヒートポンプ」という部品の中身なんです。びっしり詰まっているのは、ただのホコリではありません。その多くが、ご家庭で飼われているワンちゃんの毛でした。

「最近、乾燥がなんだか弱くなった気がする」——もしそう感じているなら、原因はこの“見えない場所”にあるかもしれません。

こんにちは。埼玉県越谷市で洗濯機のクリーニングと修理をしている、しろまるジャパン店長のこみです。

先日、埼玉県内にお住まいの30代のご夫婦のお宅へ、出張クリーニングに伺いました。中型犬を飼っていらっしゃって、お使いの洗濯機は東芝のハイエンド機種TW-127XP。

「洗濯機の中に毛が付くのが気になる」「乾燥機能も前より弱くなってきた」とのご相談でした。

実はこのご相談、ペットを飼っている越谷のお客様からも、本当によくいただくんです。

「乾燥が弱い=故障・寿命」とは限らないんです

ここで一つ、多くの方が誤解されていることをお伝えします。

「乾燥が弱くなった=寿命か故障」だと思い込んで、すぐに買い替えを検討される方がとても多いのですが、必ずしもそうとは限りません。

ドラム式洗濯機の乾燥は、「ヒートポンプ(熱交換器)」という部品で空気を温めたり冷やしたりしながら、湿った空気を乾いた空気に変えて衣類を乾かしています。エアコンの室外機を、ぐっと小さくして洗濯機の中に入れたようなもの、とイメージしてください。

このヒートポンプは、空気がスムーズに通ってこそ働きます。ところが、ここにホコリや毛が詰まると、空気の通り道がふさがれてしまう。すると、機械そのものは元気でも、乾燥の効率だけがガクッと落ちてしまうんです。

そして特に、ワンちゃん・猫ちゃんを飼っているお家。衣類に付いた毛が洗濯のたびに少しずつ運ばれて、ここに溜まっていきます。

実際に開けてみたら、毛がごっそり出てきました

今回のお宅も、まさにそうでした。

乾燥の低下というご相談から「これはヒートポンプ周りと、洗濯機内部が怪しい」と予想し、その部分を分解洗浄させていただいたところ——やはり、布の繊維くずと犬の毛がごっそり詰まっていました。

作業用のシートを床に広げて進めたのですが、そのシートにも毛がびっしり付くほどでした。ワンちゃんがいるお家で、洗濯機の中に毛が溜まりやすいのは、もう仕方のないことなんですよね。

そこを一つひとつ丁寧に取り除いて洗浄したのが、こちらです。

ふさがっていた空気の通り道が、きれいに開通しました。

まずはご自分で。乾燥フィルターのお手入れから

「じゃあ自分でも掃除できるの?」と思いますよね。

ご自分でできるお手入れは、ぜひやってみてください。出し惜しみせずお伝えします。

  • 乾燥フィルター(糸くずフィルター)は、できれば乾燥を使うたびに掃除する。ここが詰まっているだけでも乾燥は落ちます。
  • 排水フィルターも、月に1回ほど確認する。
  • 取扱説明書に「乾燥経路のお手入れ」が載っている機種なら、その手順に沿って掃除する。

ここまでで乾燥が戻れば、それで万々歳です。わざわざ業者を呼ぶ必要はありません。

正直に言います。今回、あえて“しなかった”作業のこと

ただ、今日お見せしたヒートポンプ本体の奥は、洗濯機をかなり分解しないと手が届きません。ここは正直、ご自分では難しい場所です。フィルター掃除をしても乾燥が戻らないときは、奥が詰まっているサインかもしれません。

そしてもう一つ、正直にお話ししておきたいことがあります。

今回のお宅では、当日「ドラムを引き抜いて、もっと奥まで洗う」オプションも一緒にご検討いただいていました。でも内部を確認したところ、ドラム周りはそこまで汚れていなかったんです。なので「ここは引き抜かなくても、周りからのアプローチで十分きれいにできます」とお伝えして、引き抜きは行いませんでした。

必要のない作業まで足してしまうのは、私の考えるクリーニングとは違うので。汚れている所に、必要な分だけ。これは守りたいと思っています。

異音についてもご相談をいただいていました。詰まりや汚れが原因の音は、クリーニングで軽くなることがあります。ただ、もし部品そのものが傷んでいる場合は、掃除では直りません。そのときは無理にすすめず、「修理すべきか、買い替えどきか」の判断材料も正直にお伝えするようにしています。

ちなみに今回は、洗濯パンの位置がとても高く、置き場所のスペースも広くなくて、洗濯機を2人がかりで降ろすだけでも一苦労でした。設置環境によっては、無理に動かすとお家や洗濯機を傷つけてしまう恐れがあり、安全のために作業をお断りすることもあります。今回は無事に進められて、ほっとしました。

こんな方は、一度「奥」を疑ってみてください

というわけで、今回の話が特に当てはまるのは——

  • 犬や猫を飼っていて、抜け毛の季節がある方
  • 乾燥に前より時間がかかる、一度で乾ききらないと感じる方
  • ここ3年以上、洗濯機の分解掃除をしたことがない方

このどれかに心当たりがある方です。乾燥の弱りは、ある日突然ではなく、毛とホコリが少しずつ積もった結果であることが多いんです。

きれいになった洗濯機と、嬉しかった一日

作業は朝9時から午後13時半までかかりましたが、終わったあとは見違えるほどきれいになり、ご夫婦にも喜んでいただけました。サービスで洗濯機まわりの鏡磨きもさせていただいたら、これもとても喜んでくださって。「また次もお願いします」とおっしゃっていただき、レビューまで書いてくださいました。

正直、その日はくたくたでしたが、それ以上に嬉しい一日でした。私自身も猫を飼っていますし、スタッフにも犬や猫と暮らしている者が多いので、「毛が気になる」というお気持ち、本当によく分かるんです。

もし「うちの乾燥、最近弱いかも」と気になったら、まずはフィルターを掃除してみてください。それでも戻らなければ、洗濯機の型番と、気になる所の写真を撮っていただくだけで大丈夫です。埼玉県越谷市とその近隣(埼玉、東京、千葉、茨城)で、ご相談だけでもお気軽にどうぞ。一緒に「直すべきか、掃除で十分か」を考えます。

ドラム式の乾燥が弱くなった原因は、故障とは限りません。自分でできるお手入れと、プロに頼む見極めも正直にお伝えします。

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