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ドラム式洗濯機の乾燥に時間がかかる…分解しないと見えない大量の埃【SHARP】

越谷を拠点にドラム式洗濯機の分解清掃を行っている、しろまるジャパンの沼端です。

「最近、洗濯機の乾燥にやけに時間がかかるようになった…」そんな経験はありませんか?

以前は普通に乾いていたのに、いつの間にか乾燥時間が長くなっている。乾燥フィルターは掃除しているし、洗濯機もまだ買って数年。「もう少し様子を見ても大丈夫かな?」そう思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、普段のお手入れでは見えない場所にたまった埃のお話です。川越市のお客様宅で分解したシャープ製ドラム式洗濯機。乾燥フィルターのさらに奥、普段は見ることのできない場所に、大量の埃が隠れていました。

乾燥に時間がかかるようになったシャープのドラム式洗濯機

今回の洗濯機は、2022年製のシャープ ES-WS14-TL。ヒートポンプ式のドラム式洗濯機です。ご相談の内容は、「乾燥するとC33エラーが表示される。修理は可能ですか」というものでした。

お話を伺うと、以前から乾燥の効きが悪く、とにかく時間がかかっていたそうです。

また、乾燥運転を始めても、時間の計算がいつまでも続き、なかなか残り時間が表示されなかったそうです。

ちなみに、作業前に試運転を行った際には、C33エラーは確認できませんでした。

今回は分解クリーニングに加え、ヒートポンプの清掃と排水ポンプの交換を行うことになりました。

C33エラーについては、以前のブログでもご紹介しています。

今回はエラーの詳しい説明ではなく、分解中に見つかった大量の埃に注目してみたいと思います。

ダクトの下に隠れていた、想像以上の埃

まずは洗濯機の上側を開けて、内部を確認していきます。写真の右側に見える黒い筒のような部品。これは、乾燥時の風が通るダクトです。

その下には白いカバーがあり、さらに奥には洗濯槽とドラムが収まっています。普段、洗濯機を使っているだけでは、まず目にすることのない場所です。

では、このダクトの下はどうなっているのでしょうか。白いカバーを取り外してみると……。

ご覧のとおり。カバーの裏側には、びっしりと埃が付着していました。細かな繊維が何層にも重なり、まるでフェルトのように固まっています。表からは見えなかった埃が、こんなところにまで広がっていたんです。

そして、埃がたまっていたのはカバーの裏側だけではありません。

こちらは、カバーを取り外したあとの入口部分です。奥に見える穴のあいたステンレス部分が、洗濯物を入れるドラム。その手前、入口のふちに沿って、埃が付着していました。

カバーの裏と入口のふちは、埃を取り除いてきれいにしました。

こうした場所は、普段のお手入れでは手が届きません。毎日の洗濯や乾燥で出る細かな繊維が、少しずつ蓄積していったと考えられます。見えている部分はきれいでも、内部まで同じ状態とは限らないんですね。

埃はダクトの下だけではありませんでした

続いて、洗濯機の前面です。分解して脱水カバー(ドラムの前側を囲むカバー)を外してみると、ふちに沿って埃が分厚く積み重なっていました。ところどころ茶色っぽく変色し、層になって固まっています。

こちらも、埃を取り除いてきれいにしました。

前面のクリーニングをひととおり終えたところで、今度は洗濯機を移動させて背面へ。次に確認するのは、乾燥機能に関わるヒートポンプです。

ヒートポンプにも、びっしりと埃が…

こちらが、清掃前のヒートポンプです。細かい金属のフィンが並んでいるのですが、その表面を覆うように埃が付着していました。

本来、フィンの間には空気が通るための細かなすき間があります。ところが、これだけ埃が付着していると、そのすき間もほとんど見えません。

ヒートポンプは、ドラム式洗濯機の乾燥を支える大切な部分です。このような場所に埃が蓄積すると、空気の流れが妨げられ、乾燥効率に影響することがあります。

そこで、フィンの状態を確認しながら、付着した埃を丁寧に取り除いていきます。

どれくらい埃がたまっていたのか。半分だけ埃を取り除いてみると、その違いがよく分かります。

いかがでしょうか?埃が残っている部分と、取り除いた部分では、フィンの見え方がまったく違いますよね。これだけの埃が、空気の通り道を覆っていたんです。

そして、全体を清掃した状態がこちら。

埃に覆われていたフィンの細かなすき間が、しっかり見えるようになりました。

ヒートポンプを取り外したあとのケース(受け皿)も見てみると、中央あたりに汚れがたまっていました。

埃と水気がまざって、ヘドロのようになっています。ここも、普段のお手入れでは見ることのない場所です。

こちらも汚れを取り除き、きれいに清掃しました。

今回はあわせて排水ポンプの交換も実施し、洗濯機を組み立てて作業完了です。最後に試運転を行ったところ、乾燥の残り時間が表示され、風の音も確認できました。

買って数年でも、内部にはこんなに埃がたまることがあります

今回の洗濯機は2022年製。まだ購入から4年ほどの洗濯機でした。それでも、ダクトの下や脱水カバー、そしてヒートポンプにまで、これだけの埃がたまっていました。

もちろん、埃がたまっていたからといって、今回の乾燥不良やC33エラーの原因がすべて埃だったとは言い切れません。今回は排水ポンプの交換も行っているため、どの部分がどの程度影響していたのかは分かりません。

ただ、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。それは、乾燥フィルターを掃除していても、その奥に埃がたまることはあるということです。

乾燥フィルターのお手入れはもちろん大切です。でも、今回のように分解しなければ確認できない場所もあります。

「最近、乾燥が終わるまで長くなった気がする」「フィルターを掃除しているのに、なかなか乾かない」。そんな変化を感じたときは、見えない場所に埃が蓄積している可能性も考えられます。

ただし、乾燥不良には部品の不具合など、ほかの原因が隠れていることもあります。無理にご自身で分解せず、症状に応じて専門業者へ相談することも大切です。

まとめ|乾燥フィルターの奥にも目を向けて

今回の洗濯機では、ダクトの下や脱水カバー、ヒートポンプなど、普段は見えない場所に大量の埃がたまっていました。

乾燥フィルターは毎回掃除していても、その奥の状態まではなかなか分からないものです。だからこそ、いつもと違う変化に気づくことが大切なのかもしれません。

しろまるジャパンは、越谷を拠点に埼玉・東京・千葉エリアで活動しています。ドラム式洗濯機の分解清掃やトラブルのご相談を承っております。

「以前より乾燥に時間がかかる」

「乾燥の残り時間がなかなか表示されない」

「フィルターを掃除しても乾きが悪い」

「乾燥中にエラーが出てしまう」

そんなお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

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