【Panasonicドラム式洗濯機】背面から水漏れ!原因は乾燥経路のゴムダクトの亀裂!?
こんにちは。しろまるジャパンの村田です。
今回は、Panasonic製ドラム式洗濯機「NA-VX8800BL」で発生した、洗濯機背面からの水漏れ修理事例をご紹介します。今回の症状は該当の機種に関わらず多くのドラム式洗濯機に該当する症状となっております。
お客様からは、
「洗濯機の後ろから水が漏れてくる」
とのことでご相談をいただきました。
洗濯機から水が漏れていると、まず思い浮かぶのが給水ホースや排水ホースではないでしょうか?
もちろん給水・排水まわりが原因となるケースも多いのですが、ドラム式洗濯機の場合、洗濯機内部の乾燥経路が水漏れの原因になっていることもあります。
今回の原因は、乾燥経路に使用されているゴムダクトの亀裂でした。
今回の洗濯機
今回対応した洗濯機はこちらです。
- メーカー:Panasonic
- 型番:NA-VX8800BL
- 年式:2020年
- 症状:洗濯機背面からの水漏れ
- 作業時間:約1時間
- 作業料金:20,000円
じつは水漏れの前に「排水経路の詰まり解消」と「ヒートポンプ洗浄」を実施

今回のお客様は、今回の水漏れ修理を行う前に、排水経路の詰まり解消とヒートポンプの洗浄作業をご依頼いただいていました。
排水経路の詰まりを解消し、ヒートポンプ部分を洗浄することで、洗濯機内部の乾燥経路もメンテナンスされ、乾燥時の空気の通りが改善しました。
その後、これまで発生していなかった洗濯機背面からの水漏れが発生するようになりました。
一見すると、
「洗浄した後に水漏れするようになった」
ため、洗浄作業が原因ではないかと思われるかもしれません。
しかし、実際に内部を点検してみると、原因は別の場所にありました。
乾燥経路の空気の通りが良くなり、水漏れが表面化
点検を進めたところ、乾燥経路に使用されているゴムダクトに亀裂と周辺に長年蓄積した水漏れ跡が確認できました。
今回のケースでは、乾燥経路の詰まりが解消されて空気の通りが良くなったことで、これまで表面化していなかったゴムダクトの亀裂から水漏れが発生するようになった可能性が考えられます。
ゴムダクト自体に亀裂が入っていたことが根本的な原因であり、洗浄によって新たに亀裂ができたというわけではありません。
乾燥経路の状態が改善したことで、結果的にそれまで気付かなかった不具合が表面化したと考えられます。
原因は「乾燥経路のゴムダクト」
ドラム式洗濯機では、乾燥運転時に洗濯機内部で温風を循環させています。
その乾燥経路には、ゴム製のダクトなどさまざまな部品が使用されています。
今回、このゴムダクトの一部に亀裂が発生していました。

乾燥運転時には乾燥経路内でも水分が発生するため、こうした部分に亀裂があると、本来の経路から外れて漏れ出してしまうことがあります。
今回は、この亀裂部分から漏れた水が洗濯機内部を伝わり、背面側から水漏れしている状態でした。
ゴムダクトは洗濯機内部に隠れている部品なので、洗濯機の外側から見ただけでは発見することが難しい水漏れです。
2020年製ということもあり、ゴム部品の状態を確認

今回の洗濯機は2020年製でした。
洗濯機内部には、ゴムや樹脂などさまざまな部品が使用されています。
長期間使用している洗濯機では、こうした部品に経年による劣化が見られることもあります。
今回も実際に部品の状態を確認し、ゴムダクトに発生していた亀裂が水漏れの原因であることを特定しました。
新品部品が届くまで「応急処置」

原因となるゴムダクトが分かったものの、新品部品をすぐに交換できるわけではありません。
そこで、部品が届くまでの間も水漏れを放置しないよう、今回は亀裂部分に耐水ボンドとビニールテープを使用して応急処置を行いました。
亀裂部分を補修して水漏れを抑えた状態にし、新品部品を手配します。
ただし、この補修はあくまで新品部品へ交換するまでの応急処置です。
ゴムダクトそのものに亀裂が入っているため、長期間そのまま使用することを目的としたものではありません。
部品が届き次第、正式に新品部品へ交換します。
新品のゴムダクトへ交換
新品部品が届いた後、改めてゴムダクトの交換作業を行いました。
亀裂の入っていた部品を取り外し、新品のゴムダクトへ交換。
その後、洗濯機を実際に運転して、修理箇所から水漏れが発生していないか確認します。
試運転を行い、水漏れがないこと、その他の動作にも問題がないことを確認して作業完了です。
今回の交換作業は約1時間、作業料金は20,000円でした。
洗浄後に症状が出ることもあります
今回のように、洗濯機のメンテナンスを行った後に、今までなかった症状が発生するケースがあります。
だからといって、必ずしも「洗浄作業が故障の原因になった」とは限りません。
洗濯機内部の汚れや詰まりが解消されることで、本来の空気や水の流れが戻り、それまで隠れていた部品の劣化や不具合が表面化することがあります。
特に長期間使用しているドラム式洗濯機では、ゴムホース・ダクトなどの部品も含めて、洗浄だけではなく内部の部品状態まで確認することが重要です。
水漏れしている状態で乾燥運転を続けるのはNG
洗濯機の背面から水が漏れている場合、
「少ししか漏れていないから大丈夫」
と、そのまま使用を続けるのはおすすめできません。
特にドラム式洗濯機は内部に多くの電気部品が組み込まれています。
漏れた水が洗濯機内部の電装部品などに入り込んでしまうと、水漏れとは別の故障につながる可能性もあります。
また、洗濯機の下に水が溜まることで、床や防水パンの汚れ・カビの原因になることもあります。
水漏れに気付いた場合は、まず使用を止めて、どこから水が出ているのか確認してみましょう。
自分で確認できる場所もあります
洗濯機から水が漏れているからといって、必ずしもすぐに修理業者を呼ばなければならないとは限りません。
まずは、
- 給水ホースの接続部分
- 排水ホースの外れや亀裂
- 排水口からの逆流
- 洗濯機周辺に水が溜まっていないか
など、外側から確認できる部分をチェックしてみましょう。
こうした場所に原因があれば、自分で対処できるケースもあります。
一方で、外側を確認しても原因が分からない場合や、洗濯機内部から水が漏れている場合は無理に分解しないようにしてください。
ドラム式洗濯機は構造が複雑で、誤った分解によって別の故障を引き起こしてしまう可能性があります。
まとめ
今回のPanasonic「NA-VX8800BL」では、洗濯機のメンテナンス後に発生した背面からの水漏れについて点検・修理を行いました。
事前に排水経路の詰まり解消とヒートポンプ洗浄を行っており、乾燥経路の空気の通りが改善。
その後、これまで発生していなかった水漏れが表面化しました。
内部を点検したところ、乾燥経路のゴムダクトに亀裂が入っていることが判明。
この亀裂が水漏れの原因となっていました。
新品部品が届くまでは、耐水ボンドとビニールテープで応急処置を行い、その後、新品のゴムダクトへ交換。
最後に試運転を行い、水漏れが解消していることを確認しました。
今回のように、
「洗浄後に新しい症状が出た」=「洗浄が故障を起こした」
とは限りません。
洗濯機内部の詰まりや汚れが改善されることで、空気や水の流れが変化し、それまで気付かなかった部品の劣化や不具合が表面化することもあります。
ドラム式洗濯機で水漏れや乾燥不良などの症状が発生した場合は、症状だけで判断せず、実際の運転状況や内部の状態を確認して原因を特定することが大切です。
しろまるジャパンでは、ドラム式洗濯機のクリーニングだけでなく、水漏れ・乾燥不良・異音・エラーなどの修理にも対応しております。
洗濯機のことで気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

